小洒張こざっぱり)” の例文
小仏こぼとけで別れた時とは服装もちがい、髪から履物はきものにいたるまで、小洒張こざっぱりと改まっているのがまず釘勘に目をぱちつかせて
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あのやさしい気持の妙秀尼が着せてくれた小洒張こざっぱりした衣裳よりも、この扇屋で借着している伊達だてあわせよりも、雨露に汚れた一着の木綿着物のほうが、彼には
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)