“小我”の読み方と例文
読み方割合
しょうが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よくぞ下野のはらをいいて召された。——だが、それがしが生きたい仔細は、決して、小我しょうがの迷慾ではない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は労働の喜悦を許さない金権下の社会と、あの利慾りよくより知らない資本制度と、そうして小我しょうがを出ない個人主義とが、工藝の美に対し全く相容れないものであることをすでに述べた。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)