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小市
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こいち
ふりがな文庫
“
小市
(
こいち
)” の例文
ただ小荷駄の直江大和守は北国街道を北進して犀川を
小市
(
こいち
)
の
渡
(
わたし
)
にて渡り善光寺へと退却せしめた。甘粕隊は遠く南方小森に於て妻女山から来るべき敵に備えた。
川中島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
裏に居た
女衒
(
ぜげん
)
の
小市
(
こいち
)
という男を存じて居りましたから、これへ参って
談
(
はなし
)
をいたして見ましょう
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
語の起こりはイツキメ(斎女)であったろうが、また一の
巫女
(
みこ
)
などとも書いて最も主神に近接する者の意味に解し、母と子とともにあるときは、その子の名を
小市
(
こいち
)
ともまた市太郎とも伝えていた。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
其の
打人
(
うちて
)
は
打
(
たゝ
)
き役
小市
(
こいち
)
と云う人が上手です。此の人の
打
(
う
)
つのは痛くって身体に障らんように打ちますが、
刺青
(
ほりもの
)
のある者は
何
(
ど
)
うしても強そうに見えるから
苛
(
ひど
)
く打ちまして、弱そうな者は柔かに
打
(
ぶ
)
ちます。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
市
常用漢字
小2
部首:⼱
5画
“小市”で始まる語句
小市民