“小君”の読み方と例文
読み方割合
こぎみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな挨拶あいさつをしていた。小君こぎみの所へは昼のうちからこんな手はずにすると源氏は言ってやってあって、約束ができていたのである。
源氏物語:02 帚木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
細々こまごましい手紙の内容は省略する。贈り物の使いは帰ってしまったが、そのあとで空蝉は小君こぎみを使いにして小袿こうちぎの返歌だけをした。
源氏物語:04 夕顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
今も伊予介いよのすけの家の小君こぎみは時々源氏の所へ行ったが、以前のように源氏から手紙を託されて来るようなことがなかった。
源氏物語:04 夕顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)