“こぎみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小君100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夜大将のお使いで小君こぎみがおいでになりましたか。お家のことなどくわしいお話を伺って茫然ぼうぜんとなり、恐縮しておりますと姫君に申し上げてください。
源氏物語:56 夢の浮橋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
隣の室に寝ていた小君こぎみを起こすと、源氏のことを気がかりに思いながら寝ていたので、すぐに目をさました。小君が妻戸を静かにあけると、年の寄った女の声で
源氏物語:03 空蝉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
源氏の車はみすがおろされていた。今は右衛門佐うえもんのすけになっている昔の小君こぎみを近くへ呼んで
源氏物語:16 関屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)