“射潰”の読み方と例文
読み方割合
いつぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はあの女の眼を射潰いつぶして、片輪にしてやりたかつたのだよ。皆んな踊りに夢中になつて居る隙に、私は雨戸の隙間から、あの女の眼を狙つたのだよ。
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
馬上から、まとを睨み、槍を投げては、的を射潰いつぶす彼の演技は、風神颯爽さっそうとして、華麗壮絶を極め、しかも一度の失敗もなく、五、六たびも繰り返された。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大村兵庫の眼を、楊弓で射潰いつぶしたのは、この淺五郎に相違御座いません。金づくで女房を奪られた怨だ。