寸燐まっち)” の例文
砂糖水をもりたる硝盃こっぷ其儘そのまゝにして又其横手には昨日の毎夕新聞一枚とほか寸燐まっちの箱一個あり、小棚の隅に置きたる燭台は其蝋燭既に燃尽もえつくせしかど定めし此犯罪を照したるものならん
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)