寢惚眼ねぼけまなこ)” の例文
新字:寝惚眼
ば助けてやるがよし誰樣どなたも客人方に盜まれし品はなきやといふにとなり座敷の客は寢惚眼ねぼけまなこにてキヨロ/\しながら拙者は大事の者が見えぬなり早々さう/\詮議せんぎなされて下されよと云ゆゑ大事な者とは何なりやとひけるに客人ちと申兼たるが御寶おたから紛失ふんじつ致し然も昨日きのふかひたてなりと云ば皆々成程犢鼻褌ふんどしでござるか夫は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)