寝鳥ねどり)” の例文
旧字:寢鳥
彼が山へ寝鳥ねどりでも捕えに行こうと思って、月明りをさいわい、部落の往来を独りぶらぶら歩いていると、誰か笛を吹きすさびながら、薄いもやりた中を、これも悠々と来かかるものがあった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)