寝静ねしづま)” の例文
旧字:寢靜
夜半人の寝静ねしづまつた時、唯一人ただひとり舷につて水を凝視すれば「死」はいつも自分の目前めのまへに広がつてゐる事を自覚するにつけ、自分は美しい星のしたなるこの人生に対して
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)