寝心地ねごこち)” の例文
木村にだけはどうしたわけか別だけれども、あなたはびた一もんでも借りをしていると思うと寝心地ねごこちが悪いというような気象を持っているじゃありませんか。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
妻のお民は、と見ると、まだ娘のような顔をして、寝心地ねごこちのよい春の暁を寝惜しんでいた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
此処ここはいい、いずれがやられるにしても寝心地ねごこちがいい。」
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)