トップ
>
密契
>
みっけい
ふりがな文庫
“
密契
(
みっけい
)” の例文
武蔵野の紫草にちなんで、それを目じるしに——とはかねて義貞と義助だけが胸の奥においていた
密契
(
みっけい
)
の一ツであった。その紫と知ったので
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは勝家と信孝と自分と、三人だけの
密契
(
みっけい
)
として、一族幕僚にもかたく秘めていたために、却って、内に機を
焦心
(
あせ
)
る味方から盲目的な口火を発してしまったのだ。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
元々
(
もともと
)
、将門をかたづけようという計は、お互いの
密契
(
みっけい
)
でしょう。私ひとりに、かくまで、苦心させて、さきに書状もあげてあるのに、一兵も加勢を出し下さらぬとは」
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
早くに
密契
(
みっけい
)
はささげていたが、こうその実現が急とは、長年にも想像しえなかったわけである。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“密契”の意味
《名詞》
内密の約束。密約。
(出典:Wiktionary)
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
契
常用漢字
中学
部首:⼤
9画
“密”で始まる語句
密
密々
密夫
密着
密告
密偵
密通
密林
密雲
密接