“室積”の読み方と例文
読み方割合
むろづみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
康頼は、かねてから出家の志を持っていたが、流罪の途中、周防すおう室積むろづみで出家し、性照しょうしょうと名乗った。
ところで、冨美ちゃんは、室積むろづみの女学校へ入ったそうです。お祝に字引きをやりましょう。室積に通うということは、つまり元の野原の家に住みつづけるということでしょう。
それから周防国すおうのくに宮市に二日いて、室積むろづみを経て、岩国の錦帯橋へ出た。そこを三日捜して、舟で安芸国あきのくに宮島へ渡った。広島に八日いて、備後国びんごのくにに入り、尾の道、ともに十七日、福山に二日いた。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)