定店じょうみせ)” の例文
本「左様そうですが天道干てんとうぼしという奴ア商いの有無あるなしに拘わらず、毎晩めいばんおんなとけえ出て定店じょうみせのようにしなけりゃアいけやせんから、寒いのを辛抱して出て来たんですが、雪になっちゃア当分喰込みです」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
こまにくぎられた定店じょうみせ以外、伝法院のまえから本堂の階段……といったってほんの四五段のものにしかすぎませんが……の下まで、ぎッしりと、ひしめきならんだ葭簀っぱりどうぜんの、洋服だ
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)