“じょうみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
定店40.0%
常店40.0%
上店20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こまにくぎられた定店じょうみせ以外、伝法院のまえから本堂の階段……といったってほんの四五段のものにしかすぎませんが……の下まで、ぎッしりと、ひしめきならんだ葭簀っぱりどうぜんの、洋服だ
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
荒布あらめとも見える襤褸頭巾ぼろずきんくるまって、死んだとも言わず、生きたとも言わず、黙って溝のふちに凍り着く見窄みすぼらしげな可哀あわれなのもあれば、常店じょうみせらしく張出した三方へ、絹二子きぬふたこの赤大名
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こういうものは縁日へ行って自分で買えば、一つが高くとも二吊文にちょうもんに過ぎないが、三太太は一円払った。それはボーイをやって上店じょうみせから買って来させたからだ。
兎と猫 (新字新仮名) / 魯迅(著)