トップ
>
宙返
>
ちゅうがえ
ふりがな文庫
“
宙返
(
ちゅうがえ
)” の例文
余等はまた
土皿投
(
かわらけな
)
げを試みた。手をはなれた土皿は、ヒラ/\/\と
宙返
(
ちゅうがえ
)
りして手もとに舞い込む様に
此方
(
こなた
)
の崖に落ち、中々
谷底
(
たにそこ
)
へは
届
(
とど
)
かぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
中村座の役者で、市川ちょび助という
宙返
(
ちゅうがえ
)
りの名人がありました。やはり雨の降る晩でしたが、芝居がはねて本所の宅へ帰る途中で遭ったそうです。
江戸の化物
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ブルのでかいからだがかるくて紙一枚のようだ、とびかかってきた自分の力でさかおとしに、ドスーンとむこうへ
宙返
(
ちゅうがえ
)
りを打った、と、ぼくはヒラリと左の小指を上げた。
小指一本の大試合
(新字新仮名)
/
山中峯太郎
(著)
「なに、車体が左へ廻っている。それはたいへんだ。それじゃ、
宙返
(
ちゅうがえ
)
りをやっているのじゃないか。飛行機じゃあるまいし、戦車の宙返りは、感心しないぞ。岡部伍長、なにしとる!」
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
きじはケン、ケンと
鳴
(
な
)
きながら、くるくると
宙返
(
ちゅうがえ
)
りをしました。
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
宙
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“宙”で始まる語句
宙
宙天
宙吊
宙外
宙乗
宙宇
宙釣
宙外君
宙乘
宙有