孤芳こほう)” の例文
それから大津屋へ出入りの女絵かきは、孤芳こほうという号を付けている女で、年は二十三四、容貌きりょうもまんざらで無く、まだ独身ひとりみで、新宿の閻魔えんまさまのそばに世帯しょたいを持っているそうです。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)