子彦しげん)” の例文
霞亭に、惟長でない今一人の弟があつて、名はげんあざな子彦しげん、通称は内蔵太郎くらたらうと云つた。彦は天明四年生で、此年五歳であつた。霞亭が文化戊辰に著した文の渉筆中に収められたものはかうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)