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嬉遊
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きゆう
ふりがな文庫
“
嬉遊
(
きゆう
)” の例文
夥
(
おびただ
)
しい序曲やドイツ舞曲やセレナーデや、
嬉遊
(
きゆう
)
曲の中から、最も優れたものをいくつか挙げてみる。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
例へば
蝶
(
ちょう
)
といへば
翩々
(
へんぺん
)
たる
小羽虫
(
しょううちゅう
)
の飛び去り飛び来る一個の小景を現はすのみならず、春暖
漸
(
ようや
)
く催し草木
僅
(
わず
)
かに
萌芽
(
ほうが
)
を放ち
菜黄
(
さいこう
)
麦緑
(
ばくりょく
)
の間に三々五々士女の
嬉遊
(
きゆう
)
するが如き光景をも聯想せしむるなり。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
その
外
(
ほか
)
前にもいった如く、人々の生活その物が自然に接触していて、われらは常にその中に
嬉遊
(
きゆう
)
しているような感じがするのであります。われらは四時の変化に富んだ自然界に住む民族であります。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
と両親は波間に
嬉遊
(
きゆう
)
する人魚の大群を眺め乍ら歩き出した。
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“嬉遊”の意味
《名詞》
楽しみ遊ぶこと。面白く遊ぶこと。
《固有名詞》
『嬉遊笑覧』 - 喜多村信節が書いた江戸時代後期の随筆。
(出典:Wiktionary)
嬉
漢検準1級
部首:⼥
15画
遊
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
“嬉遊”で始まる語句
嬉遊笑覧