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媚茶
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こびちゃ
ふりがな文庫
“
媚茶
(
こびちゃ
)” の例文
叙して「
上着
(
うわぎ
)
は
媚茶
(
こびちゃ
)
の……縞の南部縮緬、
羽織
(
はおり
)
は
唐桟
(
とうざん
)
の……ごまがら縞、……その
外
(
ほか
)
持物懐中もの、これに準じて意気なることと、知りたまふべし」
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
このうちに出てくる色彩は三つの系統に属している。すなわち、第一に鼠色、第二に褐色系統の
黄柄茶
(
きがらちゃ
)
と
媚茶
(
こびちゃ
)
、第三に青系統の
紺
(
こん
)
と
御納戸
(
おなんど
)
とである。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
白茶
(
しらちゃ
)
、
御納戸茶
(
おなんどちゃ
)
、
黄柄茶
(
きがらちゃ
)
、
燻茶
(
ふすべちゃ
)
、
焦茶
(
こげちゃ
)
、
媚茶
(
こびちゃ
)
、
千歳茶
(
ちとせちゃ
)
などがあり、色をもつ対象の
側
(
がわ
)
から名附けたものには、
鶯茶
(
うぐいすちゃ
)
、
鶸茶
(
ひわちゃ
)
、
鳶色
(
とびいろ
)
、
煤竹色
(
すすだけいろ
)
、銀煤色、栗色、栗梅、栗皮茶、
丁子茶
(
ちょうじちゃ
)
、
素海松茶
(
すみるちゃ
)
、
藍
(
あい
)
海松茶
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
“媚茶”の解説
媚茶(こびちゃ)は、江戸時代の流行色の1つ。やや黒ずんだ黄褐色。
元の名を昆布茶(こぶちゃ)といい、海藻のコンブの色を写したものだが、「異性に媚びるような艶っぽい色」という意味の「媚茶」の字を当てられて流行した。
(出典:Wikipedia)
媚
漢検1級
部首:⼥
12画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“媚茶”で始まる語句
媚茶博多