“媚茶”の読み方と例文
読み方割合
こびちゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叙して「上着うわぎ媚茶こびちゃの……縞の南部縮緬、羽織はおり唐桟とうざんの……ごまがら縞、……そのほか持物懐中もの、これに準じて意気なることと、知りたまふべし」
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
このうちに出てくる色彩は三つの系統に属している。すなわち、第一に鼠色、第二に褐色系統の黄柄茶きがらちゃ媚茶こびちゃ、第三に青系統のこん御納戸おなんどとである。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
白茶しらちゃ御納戸茶おなんどちゃ黄柄茶きがらちゃ燻茶ふすべちゃ焦茶こげちゃ媚茶こびちゃ千歳茶ちとせちゃなどがあり、色をもつ対象のがわから名附けたものには、鶯茶うぐいすちゃ鶸茶ひわちゃ鳶色とびいろ煤竹色すすだけいろ、銀煤色、栗色、栗梅、栗皮茶、丁子茶ちょうじちゃ素海松茶すみるちゃあい海松茶
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)