婆々縷ばゝより)” の例文
紙縷は婆々縷ばゝより、藁しべなんぞ前壺に抱かせたとて長もちのする事では無い、夫れ/\羽織の裾が地について泥に成るは御存じ無いか、あれ傘が轉がる
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
にはなる美登利みどりはさしのぞいて、ゑゝ不器用ぶきようんなつきしてうなるものぞ、紙縷こより婆々縷ばゝよりわらしべなんぞ前壺まへつぼかせたとてながもちのすることでは
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)