“妄評”の読み方と例文
読み方割合
もうひょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし花袋君の説を拝見してちょっと弁解する必要が生じたついでに、はしなく独歩花袋両君の作物に妄評もうひょうを加えたのは恐縮である。
田山花袋君に答う (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その空虚、無為、精神的無力、神経衰弱、理由も目的もなくただ空費される妄評もうひょう、などに彼はもう堪えることができなかった。
「諸君、楽匠ブラームスにたいしてあえて妄評もうひょうを加えた人を、一度御覧に入れたい希望がありませんでしたら、私はむろんこういうものを終わりまで演奏させはしなかったでしょう。」