妄言まうげん)” の例文
ただ願ふらくはかの如来にょらい大慈だいじ大悲だいひ我が小願の中において大神力を現じ給ひ妄言まうげん綺語きご淤泥おでいして光明顕色けんじき浄瑠璃じゃうるりとなし、浮華ふくわの中より清浄しゃうじゃう青蓮華しゃうれんげを開かしめ給はんことを。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
しからずば、一時の賞賜しやうしを得ようとして、斯様なことを妄言まうげんするに至つたのかも知れない。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)