女蘿ひかげ)” の例文
さあれ、城山に登りて見る、本丸、二の丸、三の丸の跡は、青き苔と、女蘿ひかげ、蔦などに掩はれたる石垣の所々に存するあるにすぎず。それさへ歳々とし/\くづれ墜つといふ、保存の至らぬは悲むべし。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
女蘿ひかげの蔭のやまいちご
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
女蘿ひかげの蔭のやまいちご
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)