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夷陵
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いりょう
ふりがな文庫
“
夷陵
(
いりょう
)” の例文
実に黄忠はその通りな気もちで、わずか十騎をつれて、敵中に一働きして見せんと、途中、味方の
夷陵
(
いりょう
)
の陣地を通った。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さきに前線へ来て悪戦苦闘を続けておられたわが呉王の
甥君
(
おいぎみ
)
たる
孫桓
(
そんかん
)
は、先頃から
夷陵
(
いりょう
)
の城に取り籠められ、内に兵糧なく、外は蜀兵に遮断されておる。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここ、
周瑜
(
しゅうゆ
)
の得意は思うべしであった。まさに常勝将軍の概がある。
夷陵
(
いりょう
)
を占領し、無事に
甘寧
(
かんねい
)
を救い出し、さらに、勢いを数倍して、南郡の城を取り囲んだ。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一度ならず二度まで敗北した孫桓は、陣営ことごとく敵に焼かれて、無念のまなじりをあげながらやむなく
夷陵
(
いりょう
)
の城(湖北省・
宜都
(
ぎと
)
、宜昌の東北)へ退却した。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ご辺は、三千騎をひきつれ、江を渡って、
夷陵
(
いりょう
)
の道を切りふさがれよ」と、孔明は命じた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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「その計もよからん」と、手筈をいいつけ、さらに、前進して
夷陵
(
いりょう
)
へ近づいた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“夷陵(夷陵区)”の解説
夷陵区(いりょう-く)は中華人民共和国湖北省宜昌市に位置する市轄区。旧宜昌県のうち、まず市街地部分が西陵区・伍家崗区・点軍区として分かれ、2001年3月22日、残りの宜昌県の一部が点軍区に合流し、残りの大部分が夷陵区となった。
大部分は丘陵地帯・山岳地帯であり、長江の峡谷である三峡のうち西陵峡が区内を貫く。三峡ダムは区の西端の三斗坪鎮に位置する。
(出典:Wikipedia)
夷
漢検準1級
部首:⼤
6画
陵
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“夷”で始まる語句
夷
夷狄
夷隅
夷人
夷講
夷振
夷子
夷蛮
夷族
夷然