太棹ふと)” の例文
はっきりと大きくはうなったものの、すぐとその後から、ゴウゴウゴウと何処どこかの無電がしっきりなく邪魔をしかけて、それからの義太夫も太棹ふとも聴いてる方で頭をやすりでこすられるようで苦しかった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)