太刀把たちと)” の例文
太刀把たちとりの武士は、十歩ほど退いて後ろに突ッ立っていた。すでに太刀は抜かれ、やいばは掛け水を待つばかりだったのだ。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)