“大踏歩”の読み方と例文
読み方割合
だいとうほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濡手拭ぬれてぬぐいを頭にのせたまゝ、四体は水のるゝまゝに下駄をはいて、今母の胎内を出た様に真裸で、天上天下唯我独尊と云う様な大踏歩だいとうほして庭を歩いて帰る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
すべての偉大な人のように、五十歳を期として、さらに大踏歩だいとうほを進められようとしていたから。
校正後に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
油断せば雨にもならんずる空模様に、百計つきたる武男はただ大踏歩だいとうほして逃げんとする時
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)