大誦たいしょう)” の例文
大誦たいしょうは訳官になって深見氏を称した。深見は渤海ぼっかいである。高氏は渤海よりでたからこの氏を称したのである。天漪は書を以て鳴ったもので、浅草寺せんそうじ施無畏せむい匾額へんがくの如きは、人の皆知る所である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)