“大睡”の読み方と例文
読み方割合
たいすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戦塵のあかを洗い、暖かい食物をとり、大睡たいすい一快をむさぼると曹操は忽然こつぜん、天を仰いで
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は毎夜よく大睡たいすいした。眠りつけない夜などは知らなかった。母の夢も見なかった。亡父ちちの夢も見なかった。眠ったが最後、天地も彼もけじめのない、一個の生態でしかなかった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)