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大白痴
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おおたわけ
ふりがな文庫
“
大白痴
(
おおたわけ
)” の例文
差出者
(
さしでもの
)
の
大白痴
(
おおたわけ
)
め! いつもの思慮深いその方が、今宵の
仕業
(
しわざ
)
は何事じゃ! マドリド司僧の残党とこの鳰鳥とを一列に並べ、何一つ証拠のないのもいとわず
詮議
(
せんぎ
)
立てする愚か者
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
入れて
塗
(
なす
)
りつけるように声を
密
(
ひそ
)
めて……(な、端金子を、ああもこうもあるものかい。俺が払うな、と言うたかて払え。さっさと一束にして突付けろ。帰れ!
大白痴
(
おおたわけ
)
、その位な事が分らんか。)
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、とうとう
兜
(
かぶと
)
を脱いで降参しましたとわ、身のほど知らぬ
大白痴
(
おおたわけ
)
。
三角と四角
(その他)
/
巌谷小波
(著)
「それにしても
汝
(
おのれ
)
ら二人、あの時のみすぼらしい駈落ち者が、木曽家の使者とは化けも化けたり、それが知れぬと思っていたのは日本一の
大白痴
(
おおたわけ
)
、今になって逃げようとも、
滅多
(
めった
)
に逃がす事ではないぞ」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
“大白”で始まる語句
大白
大白檜
大白川
大白樺
大白洲
大白猿
大白種
大白象
大白部
大白髪