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大癡
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たいち
ふりがな文庫
“
大癡
(
たいち
)” の例文
新字:
大痴
何でも
坊間
(
ぼうかん
)
の説によれば、張氏の孫は
王氏
(
おうし
)
の使を受けると、伝家の
彝鼎
(
いてい
)
や法書とともに、すぐさま
大癡
(
たいち
)
の秋山図を献じに来たとかいうことです。
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
煙客翁はこう言いながら、壁上の
大癡
(
たいち
)
を仰ぎ見ました。この秋山がかつて翁の見た秋山かどうか、それはもちろん誰よりも翁自身が明らかに知っているはずです。
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「では機会のあり次第、ぜひ一度は見ておおきなさい。
夏山図
(
かざんず
)
や
浮嵐図
(
ふらんず
)
に比べると、また一段と
出色
(
しゅっしょく
)
の作です。おそらくは
大癡
(
たいち
)
老人の諸本の中でも、
白眉
(
はくび
)
ではないかと思いますよ」
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“大癡”の意味
《名詞》
非常に愚かであること。大愚。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
癡
部首:⽧
19画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫