“大痴”のいろいろな読み方と例文
旧字:大癡
読み方割合
おおたわ33.3%
おおたわけ33.3%
おおばか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「神尾は、天下を騒がし、法を愚弄ぐろうし、あまつさえ番衆の首を落し廻るとか大言壮語致しおる大痴おおたわけじゃ。もっとも、既に二人とか三人とかその首にされたそうじゃが……音松ッ!」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「いやいや、それはお前の考えちがい。……叔父はな、おれを風来坊ふうらいぼう大痴おおたわけだと思っている。……興ざめさせるのもおかげがねえでな。……これも、叔父孝行のうちだ」
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
芝や空の色を一つの語で混じ言うを何とも思わぬが牛の褐色を種別して言い能わぬ者を大痴おおばかとす(ラッツェル『人類史ヒストリー・オブ・マンカインド』巻一)。