大畝おおうね)” の例文
南岳より北の方へ大畝おおうねりに畝って行く事半里で、連嶺第二の低地、その先きは盆地で沢山の残雪、雪解けの水も流れている。
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
一方が小山のすそ、左が小流こながれを間にして、田畑になる、橋向うへ廻ると、山の裙は山の裙、田畑は田畑それなりの道続きが、大畝おおうねりして向うに小さな土橋の見えるあたりから
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)