大毎だいまい)” の例文
大毎だいまいが新八景を募った時に『獅子岩ししいわ』と云うのが日本じゅうに幾つあったか知れないそうだが、実際そんなものだろうよ。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この山は大毎だいまい寄附の基金よりなる気象観測所のあるところで、温泉一帯の地に最も風致を添えている美しい山である。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
大毎だいまいにもたしかに出てゐたんだけれど、大阪の人でね、一斗づつお酒を飮む人があつて、それが毎日だからたまには諫められたけれど、なんの糞と、別あつらへの體だと思つてゐると
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
あてがわれた二階の部屋に通って窓から見ると、すぐ目の前に大毎だいまいの小舎が、白い雪に対して殊に黒く、きたなく立っている。私は何故か dilapidated という英語を思い出した。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)