“だいまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大毎57.1%
大枚42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大毎だいまいにもたしかに出てゐたんだけれど、大阪の人でね、一斗づつお酒を飮む人があつて、それが毎日だからたまには諫められたけれど、なんの糞と、別あつらへの體だと思つてゐると
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
あてがわれた二階の部屋に通って窓から見ると、すぐ目の前に大毎だいまいの小舎が、白い雪に対して殊に黒く、きたなく立っている。私は何故か dilapidated という英語を思い出した。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
その節の土産みやげとして大枚だいまい金一円もらったことがある。そのころ僕の小遣銭こづかいせんは一週間に二十銭とまっていたからして、一円紙幣しへいを手にしたことはおそらくそのとき初めてであったろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)