大旦那様おおだんなさま)” の例文
バスクが二度もきて、「食事の用意ができたことを奥様に申し上げてこいと、大旦那様おおだんなさまが仰せられました、」
……左様さようでございましょうが、お見世みせ支配しはいは、大旦那様おおだんなさまから、一さいあずかりいたしてります幸兵衛こうべえ、あとで大旦那様おおだんなさまのおたずねがございましたときに、らぬぞんぜぬではとおりませぬ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「どちらでございますか、大旦那様おおだんなさまと若旦那様と。」