“大凪”の読み方と例文
読み方割合
おおなぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冷酒ひやざけの勢いに乗じて別荘に押しかけた時分には、若旦那夫婦と女中二人を乗せたモーターボートが、大凪おおなぎの沖合はるかに、音も聞こえない処にすべっていたのであった。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
イエス様は静かに身を起こして風と浪とを叱り給うたところ、たちまち前にまさる大凪おおなぎとなった。
大凪おおなぎ教授の好意によって諭示退職の処分をされる事になったという。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)