“夜鶏”の読み方と例文
読み方割合
よどり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平和な夜霞よがすみにつつまれて、眠りに落ちていた村には、忽ち、消魂けたたましい夜鶏よどりの啼き声が起り、牛が鳴き、馬がいななき、老人としよりや子どもの泣きわめくのが、手にとるように聞えだした。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)