夜更おそ)” の例文
廓をひかえて夜更おそくまで客があり、看板を入れる頃はもう東の空が紫色むらさきいろに変っていた。くたくたになって二階の四畳半で一刻いっときうとうとしたかと思うと、もう目覚ましがジジーと鳴った。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
その夜更おそく、帰って来た。耳をましていると
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)