“夜咄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よばなし50.0%
よばな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく上の伏見屋の店座敷では、山家風な行燈あんどんを置いたところに主客のものが集まって、夜咄よばなしにくつろいだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
隣人同志でもあり、宿役人同志でもある二人の友だちは、しばらく街道から離れる思いで、尽きない夜咄よばなしに、とろろ汁に、夏の夜のふけやすいことも忘れていた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
だがそう難しくせず、黒田藩では「腹立てずの夜咄よばなし会」ともいっていた。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)