外護げご)” の例文
敏捷びんしょうな大臣はそれと悟ってじきに政府の外護げごの神であるネーチュンに何万円かの金、あるいはその罪の大小に従ってそれより少ない事もあるけれども、まあ千円以上
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「だいじょうぶ、察してはおりません。第一、いかに道誉が炯眼であろうと、大覚だいかくノ宮が、わが家へ御避難あって、松田一族の外護げごをうけているなどとは、ゆめにも思っておりますまい」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一体ラサというのは神の国という意味で、いわゆる仏、菩薩すなわち外護げごの神様の住処すみかで非常に清浄な土地であるというところから神の国という意味の名をつけられたのである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
殿下の内殿の四方をまもらせらるるところの仏法外護げごの神々が許されたからであります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)