“外出着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よそゆき62.5%
よそぎ25.0%
よそいき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「糸ッ、何を泣いてるのや、はよ出してやらんかい。わいの紋付も絹の外出着よそゆきも、皆包んでやれ、ほほたら、少しは性根にこたえるやろ」
十姉妹 (新字新仮名) / 山本勝治(著)
それからプレッスをさせたばかりの外出着よそぎの茶色の背広を着込んで、悠然と、せいぜい心を落ち付けて出掛けたが、胸の心悸は容易に治まらなかった。
黒猫十三 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
着たままの、外出着よそいきも、すっかりしわだらけになってしまっているが、膝のあたりに水いろの湯巻がこぼれて、ふくらかなももが、ちょっとあらわれて、じきに隠されてしまった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)