“夕陰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆふかげ50.0%
ゆふべくもる50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯二反そこらの畑を有つ美的百姓でも、夏秋ははげしく草に攻められる。起きぬけに顔も洗はず露蹴散らして草をとる。日の傾いた夕陰ゆふかげにとる。取りきれないで、日中にもとる。
草とり (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
夕陰ゆふべくもる。とめ女召連、天明味野出立。上之茶屋かみのちやや迄同人駕行かごにてゆく。当所迄信慶(中略)送来。夫より人車三乗、用が瀬より駕一挺、知津に而午支度。夫より歩行。野原駅松見屋某へ著。はなはだ
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)