トップ
>
壺坂
>
つぼさか
ふりがな文庫
“
壺坂
(
つぼさか
)” の例文
「人間には嬉し泣きってものがある。
松王
(
まつおう
)
に泣き笑いがあるように、
壺坂
(
つぼさか
)
の
谷
(
たに
)
の
沢市
(
さわいち
)
とお
里
(
さと
)
に嬉し泣きをさせたら何うだろうと思う」
心のアンテナ
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
五十年輩の
三味線弾
(
しゃみせんひ
)
きを一週に何度か日を決めて家へ迎え「
揚屋
(
あげや
)
」だの「
壺坂
(
つぼさか
)
」だの「
千代萩
(
せんだいはぎ
)
」に「
日吉丸
(
ひよしまる
)
」など数段をあげており、銀子も「白木屋」から始めた。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
呂昇が堀川のお俊や、酒屋のお園や、
壺坂
(
つぼさか
)
のお里を語るは、自己を其人に
托
(
たく
)
するのだ。同じ様な
上方女
(
かみがたおんな
)
、同じ様な
気質
(
きだて
)
の女、芸と人とがピッタリ合うて居るのだ。悪かろう筈がない。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それは尾上楽之助、
嵐吉松郎
(
あらしきちまつろう
)
、実川実太郎など十余人に東京の少年俳優が幾人か加わって、「
相馬良門
(
そうまのよしかど
)
」や「
壺坂
(
つぼさか
)
」などを上演し、楽之助の沢市なぞは好評であったが、これも長くは続かなかった。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
坂
常用漢字
小3
部首:⼟
7画
“壺坂”で始まる語句
壺坂霊験記
壺坂寺
壺坂靈驗記