“墨気”の読み方と例文
読み方割合
ぼっき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まつ墨気ぼっきいたような冷たいきびしさが、古い巨大な建物の全面にただよい、内部の吟味所、書記溜り、与力控え、また奉行の居室を初め、どこをうかがっても、しいんと
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宋江が近よって見ると、それには新しい墨気ぼっきで、こう詩句めいた文字が読まれた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)