“塵焼場”の読み方と例文
読み方割合
ちりやきば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふもとを見ると、塵焼場ちりやきばだという、煙突が、豚の鼻面のように低く仰向あおむいて、むくむくと煙をくのが、黒くもならず、青々と一条ひとすじ立騰たちのぼって、空なる昼の月にうすく消える。
若菜のうち (新字新仮名) / 泉鏡花(著)