塩鮭しゃけ)” の例文
旧字:鹽鮭
塩鮭しゃけは骨だけ別に焼いてかじった。干物は頭からみんなかじってしまうし、いなごや蝸牛まいまいつぶろを食べるのを教えたのもこの人だ。それが怒鳴った。
良人のことで清子が苦労したことと言えば毎朝つめる弁当のおかずである。いくら塩鮭しゃけが好きだからといっても、そう毎日塩鮭ぜめにするわけにもいかない。
茶粥の記 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)