“塗更”の読み方と例文
読み方割合
ぬりか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みえを飾る出仕の牛車にしてからが、さっき上がりがけに見たところでは、五年も塗更ぬりかえてない貧乏車で、牛部屋の牛は痩せている。あるじの粗服は、ひさしのやぶれと同じ程度の古さである。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年暮くれ塗更ぬりかえた牛車くるまを、彼は久しぶりで六波羅へ向けた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)